奥底の不安
新年会は本当に楽しくて
話をするしない別にして
そこにいるのが嬉しかったんだ
楽しいまま帰ってきて就寝
夢の中、ドライブをしている
行き止まりになり
方向転換をしようとバックしたら
その場所が崖だったらしく
車ごと落ちる夢で目が覚めた
着地したのか大破したのかは
分からないけど
落ちていくのを怖がりもせず
あー落ちてるって思ってたのを
覚えてる
すぐGoogle先生に聞いてみると
不安の表れ、近々大きな選択をして
環境が変わるみたいなこと書いてあり
奥底の不安を見たっていうね
おもしろおかしくしなきゃ
やってらんないからねぇ
ごまかしながらでも
そこそこ楽しい今の生活
まぁまぁ、
深く考えてナーバスになるだけなら
ちょっと違うからね
一度振り返ってみよっか
モノに対する接し方を改める
服をたたんでしまうと
その服を着なくなり
タンスの肥やしになる
じゃあハンガーにかけようと
ラックを増やすと
部屋が狭くなる
『捨てる』『手放す』という
選択肢がなかったいつかの私
コンプレックスのかたまりだった
自信がないのを隠したかった
そんないつかの私
何か自信が持てることが欲しくて
多分おしゃれすることでカバーしてた
買って満足した服ばかり
タグついたまま
忘れ去られた服ばかり
その服を所有するだけで
服に着られるどころか
着ることすらなかった
『持っている』という安心感に
完全に支配されていたんだね
流行りがすぎれば
当然手を伸ばすこともなくなる
なのに『高かったから』
それだけで手放せなかったの
なのに『着る服がない』
もうダメなスパイラルでしかない
そんな意識が変わったきっかけは
それは長年付き合った人との別れ
だったように思う
そこから少しずつ
ほんとに少しずつ
手放すということを覚えていく
まずは発掘する
あったことすら忘れていたのに
姿を見た途端、大事って思うのね
で捨てるかどうかを悩みだすから
今までただ増やすだけだったの
とりあえず袋に詰めるだけ
一週間、部屋の隅に置いておく
その時点ではまだ迷いもあるし
手放したくない気持ちもある
それが不思議と置いておくと
もういいかなと思えるようになる
そしたらさよならする
まだ即断即決できないから
この方法がちょうどいいみたい
こんなふうにして
モノに対する接し方を変えている途中
捨てられなかったのは
もったいないからじゃない
手っ取り早い近道で
内面と向き合うことを避けようとしたこと
そんでハリボテの自信のために
無駄なお金と時間を使った
ちっぽけな自分を
認めたくなかったからだ
ってことにやっと目を向けたところ